沢田靖司は1939年12月5日、東京四谷の生まれです。
数多いジャズ歌手の中で、歌のテクニック、広い音域、豊かな表現力、英語の堪能なこと、スリリングなスキャットは日本一と言ってはばかりません。また、ピアノ、ハモンドオルガン、ヴィブラフォン、バリトンサックス、テナーサックス、アルトサックス、ソプラノサックス、フルートと楽器の演奏も何でもござれ。要するにマルチ・ジャズミュージシャンということです。
稲垣次郎カルテットでジャズ界にデビューしたのが最初です。年配の方はご承知と思いますが、ジャズ評論家でもあった大橋巨泉が司会の日本テレビ「11PM」で、ニュー・サラブレッズというバンドが5年間毎回レギュラーで番組の最後にジャズ演奏をしていました。リーダーはテナーサックスの杉原
淳さんでしたが、沢田靖司トリオに杉原さんが加わって出来たバンドです。1981年、Kansas City Bandというバンドでの東芝レコードの吹込みがありました。その時の若々しい写真が出てきました。 |