2005年度 日本ジャズボーカル大賞 受賞決定

沢田靖司が日本ジャズボーカル大賞といっても「今頃、大賞?それでどうした?」ってな感じがしませんか。

内心は「もう忘れ去られてしまうのでは」と思っていた矢先です。歌のうまさ、ジャズのフィーリングから言ったら別格だと思っています。

でも、1年でも、10年でも長生きしていなければいけないということがわかりました。

「沢チン、おめでとう!」

過去の受賞者
1985 中本マリ 1986 阿川泰子 1987 伊藤君子
1988 タイムファイブ 1989 該当者なし 1990 マーサ三宅
1991 細川綾子 1992 ペギー葉山 1993 雪村いづみ
1994 笈田敏夫 1995 後藤芳子 1996 しばたはつみ
1997 アンリ菅野 1998 高橋伸寿 1999 峰 純子
2000 小林 桂 2001 Dolly Baker 2002 井上 良
2003 該当者なし 2004 ウィリー沖山
2005 沢田靖司
     
同 新人賞

今年の夏に知り合ったばかりの森 郁という歌手が新人賞をもらうことになりました。それが沢チンと一緒に受賞することになったのですから不思議なめぐり合わせです。

歌い方に悪い癖がなく、どんな歌でも素直で丁寧でストレートに唄うことに好感が持てます。審査員はそういうところを買ったのでしょう。どこかで名前を見かけたら応援してやってください。この顔そのままの歌を唄います。

彼女の父親は六大学野球では早稲田のスラッガーでした。長嶋茂雄と同期でプロに入り、中日の4番打者でホームラン王でしたが、濃人監督との確執で大洋に移籍したことも当時は有名な話でした。そんな方ですから、娘がジャズ歌手になるなど、森さんにとっては理解の及ばない世界の話なのです。

学生時代にハワイアンをやっていた私の中学時代からの友人がいるのですが、彼が父親との間に入って森 郁を応援しています。そんなことから、誘われて私もライブを聴きに行ってきました。

その厳格な父に育てられた郁チャンは奥ゆかしくとても性格の素直な歌手です。いい励みになると思います。

2006年を飛躍の年にして欲しいです。